「スケールダウン」という発想が、政治も行政も苦手なのです。
県内の人口減は原子力災害に伴う事故による影響が如実に出たモノと思います。「すんでよかった町」「住みたいまち」を目指して、人口流動策を一つ一つ積み上げどんなに丁寧な街づくりをやってきていても致命的な「一発」で根こそぎダメになる。政治や行政にとってこんなに無力感にさいなまれることはないと思います。
… 一方国立人口問題研究所が同じタイミングで我が国の50年後の人口を9000万人弱と推計したものを発表。こちらについては、同じ人口減でもちょっと趣が違う。予測できる未来、そのためにどう備えるかという時間的な余裕が一定程度あるはずです。人口減少社会の国家経営、自治体経営の在り方が問われています。
しかし、政治の行政も「スケールダウンする社会」は経験がない。その必要性は頭では理解しつつも、心が許さない。議会で「人口減少社会に備えよ」と声をあげても「人口をどうやって増やすかを考えるのが政治の役割だっぺー!!!」てな具合で、「経験と実績豊かな」センセイ方に一蹴されるのがいつものパターン。そのセンセイ方やたら声がでかいものだから、行政サイドは委縮しちゃって思考停止になっているんですよね。
不都合な真実はみたくないっていう気持ちと、政治家特有の「見栄」が邪魔をしてダメなんですよね。
この分厚い壁をぶち破ることなしに、何も進みません。冷静に「適度にスケールダウンする社会」を考えなくちゃなと思うわけです。どうやってぶち破るか、これはまさに、僕ら世代の問題です。



